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アイテム詳細
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
生きるってすごい。
(2006-11-06)
いやはや、バブル期生まれの僕とはまったく違う生き方ですわ。
狭小な人生観をほぐしてくれる生き様の数々。
東北の人々は強い。
個人的には吉村◎、熊谷○
(2006-07-18)
他のレビュアーの方々も書かれているように、密度が濃く、メッセージ性に富んだ秀作ぞろいの短編集だと思います。
しかしながら、本書における北日本・動物・厳しい自然・貧しい生活・登場人物の矜持ある生き様といったモチーフについては、吉村昭氏という先達がいます。映画化されておかしくなっちゃった (^_^;) 「うなぎ(文庫「海馬」に収録)」を含めた吉村短編群とこの「山背郷」を、意識せずにはいられません。また、短編だけでなく、熊谷氏の「邂逅の森」や「漂泊の牙」と、吉村氏の珠玉の名作「羆嵐」も然り。もちろん、題材は重なっていても、それらをどのように表現し、ストーリーを展開して作家としての魂を込めているか、共に心を揺さぶる名作ぞろいなので読み比べてみるのもご一興でしょう。
熊谷氏の方が、ハートウォーミングな傾向がやや強いかな。
なお、方言に関してはご愛嬌ということで。東北は、山1つ越えると言葉が違いますから。
読み応えのある作品
(2005-08-27)
いつもきまった作家の作品ばかり手にとってしまう。たまには新しい作家にも目を向けないとと思い、大好きな山本周五郎賞を受賞した作品ということで、手に取った。
心にズシリとくる傑作短編集!
(2005-05-11)
明治から昭和にかけての東北地方の寒村を舞台に、豊かだが厳しい自然に対峙する人々の姿を描いた珠玉の短編集。東北弁の豊かな語り、圧倒的な情景描写、感動的でしばしば清々しいストーリーと、非のうちどころがない。読書の醍醐味とは、このような本を読んだあとに感じるものだとつくづく知らされた。文句なく星5つ。全9編中、あえてベスト3をあげると、
『御犬殿』。寒村の少年と絶滅したオオカミを探しに東京の大学から訪れた大学講師との交流が温かい。読後、清々しい青春短編小説。
『ひらた船』。老夫婦のつましい日常生活と荒々しい自然の猛威の対比が刹那く、悲しい。
『川崎船』。タラ漁にかける親子のドラマを通じ、少年の成長が感動的な結末を迎える。
真の人間のつよさ
(2005-04-29)
自然の圧倒的な強さを感じると同時に
それに対する人間の脆さを感じる作品集.
おすすめ度:
生きるってすごい。
いやはや、バブル期生まれの僕とはまったく違う生き方ですわ。
狭小な人生観をほぐしてくれる生き様の数々。
東北の人々は強い。
個人的には吉村◎、熊谷○
他のレビュアーの方々も書かれているように、密度が濃く、メッセージ性に富んだ秀作ぞろいの短編集だと思います。
しかしながら、本書における北日本・動物・厳しい自然・貧しい生活・登場人物の矜持ある生き様といったモチーフについては、吉村昭氏という先達がいます。映画化されておかしくなっちゃった (^_^;) 「うなぎ(文庫「海馬」に収録)」を含めた吉村短編群とこの「山背郷」を、意識せずにはいられません。また、短編だけでなく、熊谷氏の「邂逅の森」や「漂泊の牙」と、吉村氏の珠玉の名作「羆嵐」も然り。もちろん、題材は重なっていても、それらをどのように表現し、ストーリーを展開して作家としての魂を込めているか、共に心を揺さぶる名作ぞろいなので読み比べてみるのもご一興でしょう。
熊谷氏の方が、ハートウォーミングな傾向がやや強いかな。
なお、方言に関してはご愛嬌ということで。東北は、山1つ越えると言葉が違いますから。
読み応えのある作品
いつもきまった作家の作品ばかり手にとってしまう。たまには新しい作家にも目を向けないとと思い、大好きな山本周五郎賞を受賞した作品ということで、手に取った。
同賞を受賞した作品のすべてを読んだわけではないが、
久々に読み応えある作品にめぐり合えた、という満足感がのこる。
ストーリー展開やモチーフの面白さはもちろん秀逸。
しかし、それだけにとどまらない、あくまでも人間に焦点をあてた物語展開、どんどん主人公の生き方にひきこまれていく。山本賞にふさわしい作品だと心から納得。
心にズシリとくる傑作短編集!
明治から昭和にかけての東北地方の寒村を舞台に、豊かだが厳しい自然に対峙する人々の姿を描いた珠玉の短編集。東北弁の豊かな語り、圧倒的な情景描写、感動的でしばしば清々しいストーリーと、非のうちどころがない。読書の醍醐味とは、このような本を読んだあとに感じるものだとつくづく知らされた。文句なく星5つ。全9編中、あえてベスト3をあげると、
『御犬殿』。寒村の少年と絶滅したオオカミを探しに東京の大学から訪れた大学講師との交流が温かい。読後、清々しい青春短編小説。
『ひらた船』。老夫婦のつましい日常生活と荒々しい自然の猛威の対比が刹那く、悲しい。
『川崎船』。タラ漁にかける親子のドラマを通じ、少年の成長が感動的な結末を迎える。
真の人間のつよさ
自然の圧倒的な強さを感じると同時に
それに対する人間の脆さを感じる作品集.
しかし,読んでいくにつれ,
自然にはかなわないと悟りつつ畏怖や葛藤を抱えながら,
それでもなお自然と懸命に対峙する人間の強さをヒシヒシと感じました.
非常に切迫した場面描写が多いため,
やや心臓の弱めな自分はドキドキし過ぎて
何度も本を閉じようと思ってしまいました.
決して幸福な終わり方のものばかりではないのですが,
主人公達はその運命を受け入れていくため,
読後感はさわやかだと思いました.
現実では失われつつある真の人間の強さ
見出す事が出来る作品だと思いました.
