生と死について


  生と死について私は三つのことを考えています。

  まず第一に、死の危険のないところに私は行かない。

  第二に、行ったら必ず死んでしまう、

  生き残れるのは偶然しかない、そういう場所にも行かない。

  たしかに死の危険はあるけれども、生き残れる可能性がある場所だけに行く。

  そこで、あり得るかもしれない死に直面したとき耐える。

  対抗して生きていく、ということです。

  多分、私は誰よりも生きるのが好きな人間だろうと思います。

  死に直面したとき、生が非常に凝縮された形で味わえるのです。


                            ラインホルト・メスナー



もっと、遙かな山旅を  もの思ふ人のために