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ヒリシャンカ南東壁

   
題名: ヒリシャンカ南東壁
カメラ: ミノルタ
撮影日時: 1973年6月
撮影場所: プカコーチャBC
撮影者: 吉賀信市
   
   
       
  ヒリシャンカ南東壁。褐色の大鷲が翼を広げたような大岩壁が氷の鎧をまとい氷河から垂直に聳え立っている。BCから仰ぎ見て「これはアイガーやグランドジョラス、マッターホルンなどの比ではない」と思った。なにしろそれらの岩壁に勝るとも劣らない壁を、それらの頂上よりもさらに1000mほど高い標高から登攀しなければならないのだ。壁は写真を見て想像していたよりもはるかに凄い。「いやはやこれは大変な所に来てしまった」という思いであった。しかし、この未踏の大岩壁を登りたい登ってみたい。また、自分がどこまでやれるか、できるのかを試してみたいという想いで会社を辞めて地球の裏側までやって来たのだ。壁の凄さに圧倒されてひるむことはできない。(この岩壁から私たちがヒリシャンカに登頂したことは未だに認知されてないようである。或いは30年もの昔に、この恐怖さえ覚える大岩壁を完登したとは信じられないのかも知れない)

  「おゆぴにすと」  「遥かなるアンデス」  「アンデス(ヒリシャンカ)写真集1」 

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